藍染は、人類最古の染料と言われ、日本のみならず世界各地で使われています。
阿波藍の起源は平安時代に徳島の山岳地帯で「荒妙」を染めるため栽培が始まったと言われています。
戦国時代には、藍の色の1つである「勝色(かちいろ)」が、勝利につながる呼び名という縁起の良さから、武士の鎧下着を藍で染める需要が高まり、ここから藍の生産が本格的に行われるようになったといわれています。
徳島の藍は、その品質の高さからも別格扱いとされ、阿波の藍を「本藍」、他の地方の藍を「地藍」と区別されたほどでした。
2020年、東京オリンピックのロゴに採用されるなど、今藍染が注目されつつあります。
化学薬品を一切使用しない「天然灰汁発酵建てによる本藍染」という、江戸時代からの伝統技法を用いている「藍染」の効果に着目しました。
- 「国内生産。」
- 日本国内の工場で作った帆布のトートバック。
ベテランの縫製職人が丹精込めて縫い上げます。
この技術は若手へと継承されています。
- 「本藍染めの様々な効能。」
人体に害がなく、安全なことから赤ちゃんの産着などにも安心して使用できます。
耐久性も高く、燃えにくい性質を持つ本藍染めには・・・・
- 抗菌作用がある
- 防虫効果、消臭効果、保湿効果が高い
- 保温性・紫外線遮蔽(UVカット)に優れている
市場にたくさん出回っている人造藍(化学染料や人工的な薬品を使用した藍染)には、無い効能があります。
この i-zome は、「本藍染め」です。
- 「商品について。」
-
オーダーをいただいてからお好みの「藍」に染め上げます。(トートバックのみ)
蚊を寄せ付けない効果もあるので、アウトドアシーンにも活躍するアイテムです。
1点1点手染めの為、風合いが異なる場合がございますので予めご了承ください。
- 「3色から選べるセミオーダー制。」※トートバッグのみ
- 色を決めていただいてから職人が心を込めて染め上げます。
3色から自分好みの藍色をお選びいただけます。
-
- 浅葱色(あさぎ)
- 葱の葉にちなんだ色で平安時代にはこの名が多くみられる伝統色
-
- 藍色(あいいろ)
- 植物である藍に由来する日本の伝統的な色
-
- 褐色(かちいろ)
- 紺よりもさらに濃い、黒色に見えるほどの藍色
- 「本藍染について。」
- 藍染は、人類最古の染料と言われ、日本のみならず世界各地で使われています。
戦国時代には、藍色が縁起の良い染物として武士からの需要が高まり、藍の生産が本格化したという説もあります。
江戸時代に入って、徳島藩が藍の生産を保護したため、藍作りがますます盛んになりました。
藍染は労働着から高級な衣装まであらゆる素材を染める手段として活用されました。
以降、藍の生産は継続しましたが、20世紀に入ってからは化学合成物による人造藍の輸入が進み、古来から伝わる日本独特の藍染は衰退していきました。
特に20世紀半ばの大戦時には、畑が食料畑に転換されたため、藍染の原料である“すくも”の生産が中断されました。
そこで藍染の歴史は途絶えかけましたが、そのような中でも古代からのすくも作りを守り抜いた人々のおかげで、今日まで辛うじて藍染のライフラインは継承されています。
- 「染める。」
- 藍汁が泡立たないように、染める生地を藍甕の中へ沈めていきます。(この時気泡が入ると染ムラの原因となります。)
縫い目や重なっている部分も染まるようしっかりと手で馴染ませていきますが、藍の状態を把握する為に職人は素手で作業をします。
藍汁が行きわたったら、甕から生地を上げ、空気に触れさせ酸化させます。
この時に、茶褐色だった生地は段々と青くなっていきます。
染めては洗い、洗っては染める・・・
この工程を繰り返すことで生地の色が深くなっていきます。
一連の工程を終えたら、きれいな水で余分な藍汁を流します。
流水に色が出なくなったら、染める工程は終了です。
よく乾かした後、縫製工場へ戻し、仕上げの工程を経てお客様の元へ配送いたします。
今後もBusy Beaverはこの歴史ある藍染を生かし、現代にマッチしたファッション小物やウエア等、日常に取り入れられる商品の提供をしていきます。
- 「ご購入までの流れ。」
-
- ❶ カートに入れる
- ❷ お支払い
- ❸ 藍染め
- ❹ 3週間ほどで発送